種子吹付工とは、法面に混合攪拌した種子・肥料・ファイバー（木質繊維）・接合材をポンプ機（ハイドロシーダー機）で吹き付ける、植生を用いた保護工の一つです。短期間で広範囲の施工が行え、吹付後は種子が発芽・生育して法面を保護し、地滑りや崩壊を防止。土壌や土質、風土、気候を考慮して選んだ植物を用いて美しい景観を創り出し、法面表面の浸食を防ぎます。

施工場所

緩やかな法面、高所にある法面　など

厚層基材吹付工とは、土壌が硬くて植生が難しい法面で、緑の再生を可能にする、植生を用いた法面保護工の一つです。法面を整形した後にラス金網を張り、その上に基盤材・接着剤・種子・肥料の混合剤を噴射。混合剤に水が含まれないため、乾燥時間が短く、流れ落ちるリスクが低くなるなどのメリットがあります。法面の浸食防止や景観形成、自然保護となる環境に適した植物や肥料などを提案します。

施工場所

硬質土、軟岩、硬岩など根の生育が期待できない法面　など

鉄筋挿入工とは、法面に鋼棒などの補強材を挿入して行う法面保護工です。地山と補強材の力の関係で、法面の崩壊や地滑りを防ぎ、高い安定性を確保します。ロックボルト工、地山補強土工、切土補強土工とも呼ばれ、近年では吹付工や吹付枠工などと併用した施工も増えています。

施工場所

道路に面した地山　など

造成土壌の法面では、経年変化により土壌が堅くなり、透水性が悪くなるなど、植物が育ちにくい土壌環境が多く見受けられます。良好な緑化環境を維持するためには、土壌の課題を把握し、改善することが重要です。ヤハギ緑化では、自社オリジナル工法の「法面緑化土壌改良工」で、造成地の土壌の課題を根本から解決。土壌改良材のYGRソイルⅠと排水改良材のYGRドレインベースを用いて、持続的な緑化環境をつくり出せる最善の土壌改良方法を提案します。