法面事業パンウォール工事(地山補強工法)

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自然法面を可能な限り残す、
環境にやさしい地山補強工法。

パンウォール工事とは

パンウォール工事では、掘削と補強を繰り返しながら施工する逆巻き工法を採用しています。法面の上から下へ仕上げていくことで、斜面の安定性を確保。土砂崩れのリスクが低減でき、安全に作業が行えます。また、表面工にプレキャストコンクリート板を用いて急勾配化(垂直~5分)することにより、自生する植物や生息環境を可能な限り残すことができます。※標準は3分勾配

パンウォール工事 イメージ
  • パンウォール工事 完成前

    完成前

  • パンウォール工事 完成後

    完成後

工法の特長

1.有効な土地利用、環境に配慮

垂直~5分の急勾配化により、法面上下の有効な土地利用が可能です。また、山間部などでの長大法面では、より急勾配にすることで改変面積と森林の伐採量、施工に伴う掘削土量の低減ができ環境に配慮した施工が実現できます。※標準は3分勾配

2.安全性の高い施工法

上部構造物を保護し、施工中の地山のゆるみや崩壊事故を防止する逆巻き施工で、施工中の安全性を確保します。

3.品質の向上と工期短縮・省力化

表面工のプレキャスト化により品質の向上が図れ、工期短縮・省力化を可能にします。

4.ライフサイクルコストの削減

優れた耐久性でメンテナンスフリーを実現し、長期的なライフサイクルコストを削減できます。

5.優れた耐震性

強度の高い表面工および補強材により、優れた耐震性を発揮します。

6.さまざまな景観に対応

プレキャスト板の擬石模様の多様化により、さまざまな景観に対応できます。

  • パンウォール工法の特長 イメージ1
  • パンウォール工法の特長 イメージ2
  • パンウォール工法の特長 イメージ3
  • パンウォール工法の特長 イメージ4

施工手順

  • 施工手順① イメージ

    ① 1段目の基本段掘削

    パネル1枚分(1.2m)をバックホウで掘削します。

  • 施工手順② イメージ

    ② パンウォール板の裾付け

    裾付けコンクリートを設置後、パンウォール板を所定の位置に専用の吊具を使って設置します。

  • 施工手順③ イメージ

    ③ グラウト注入・
    補強材挿入

    ロータリーパーカッションなどを使って削孔。削孔した箇所に、グラウトの注入・補強材の挿入を行います。

  • 施工手順④ イメージ

    ④ 裏込め注入・
    補強材頭部定着

    裏込め材をパンウォールと地山の隙間に注入。補強材頭部をトルクレンチで定着し、キャップを装着します。

  • 施工手順⑤ イメージ

    ⑤ 2段目の掘削

    パネル1枚分(1.2m)をバックホウで掘削します。

  • 施工手順⑥ イメージ

    ⑥ パンウォール板の据付け
    (2段目)

    パンウォール専用背面排水材を設置後、パンウォール板を所定の位置に専用の吊具を使って設置します。

  • 施工手順⑦ イメージ

    ⑦ グラウト注入・
    補強材挿入(加圧)

    ロータリーパーカッション等を使用して削孔。グラウト加圧処理として、グラウト注入と補強材挿入を行います。

  • 施工手順⑧ イメージ

    ⑧ 裏込め注入・
    補強材頭部定着

    裏込め材をパンウォールと地山の隙間に注入。補強材頭部をトルクレンチで定着し、キャップを装着します。グラウト加圧の場合は、パネル据付け後に先行して裏込め注入を行います。

  • 施工手順⑨ イメージ

    ⑨ 次段 掘削・
    繰り返し作業

    次段以降は、1段ごとに繰り返し作業を実施。最終段の定着後、埋戻しコンクリートを施工します。

  • 施工手順⑩ イメージ

    ⑩ 施工完了

施工場所
道路・建造物など上部構造物の境界内施工、山間部など長大法面、既設要撃の補強 など
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